DARESTORE COFFEE ROASTERY
DARESTORE COFFEE ROASTERYとは
オーストラリア・メルボルンのカフェで働いていた寺澤さん、寺澤さんの奥様、自家焙煎珈琲店で働いていた石山さんの3人ではじめたDARESTORE 。オープンから3年後にメルボルンやベルリンでバリスタを経験して地元に戻った八代さんが合流し、自家焙煎珈琲を特徴とする人気カフェとなりました。
「DARESTORE COFFEE ROASTERY」は、「DARESTORE ICHIBANCHO」「DARESTORE COFFEE&EATERY」に次ぐ3店舗目として、OF HOTELの2Fにオープンしました。
DARESTOREで取り扱うのは、世界でもトップクラスの品質を誇るスペシャルティコーヒー。どの国のどの地域で、誰がどんな風に生産したのかが明確であり、味も評価されている豆を世界中から厳選して仕入れています。
「コーヒーは経済的に発展していないような場所で育てられていることが多く、品質に対して適正価格で取引されないことも少なくありません。しかし、スペシャルティコーヒーは、生産者に対してちゃんとした値段で買い取ろうというカルチャーをもっています。誰でも気軽に利用できるカフェという場所で、質の高いものを数百円~提供できる。さらに社会的価値のあるものを自分たちが取り扱っているということに魅力を感じている」と、寺澤さんはいいます。
東北の魅力を発信するコンセプトに共感
「ホテルで朝食を提供することで、街カフェをやっているだけでは出会えない人に出会えます。ホテルで自分のコーヒーが出せるのっていいよね」と語る寺澤さん。
もともと交流のあったホテル関係者に、“こんなホテル作るんだけど”と声をかけてもらい、コンセプトや想いに共感したことが出店へのきっかけだったそう。
寺澤さんは東北で生まれ育ち、海外で過ごした経験があります。客観的に地元を見た時、「日本っていいな、東北って素敵だな」と思うことがたくさんあったものの、「本当にいいものが世界的に知られていない」と感じていたのだとか。ホテルに出店することで、魅力的なものを広める機会を作れるなら、と出店を決断しました。
ホテルのカフェだからこそ、生まれる新たな出会いを
「ホテルでは朝食も提供しているため、地元のパン屋さんとコラボして、パンとコーヒーをセットで楽しんでもらいたいと思っています。それから、OF HOTELの2Fにあるためカフェの利用者だけでなく宿泊者が過ごせる場所としても機能しています。国内外さまざまな場所から足を運ぶ人と、地元の人が同じ場所や時間を共有できる場ですから、そこから何か新しいことが生まれることも期待しています」と寺澤さん。
「ホテルの2Fに焙煎機があり、自分たちでスペシャルティコーヒーを焙煎しています。特別なコーヒーではあるものの、日常的に楽しんでもらえるよう、コーヒーの面白さや魅力をできるだけ伝えていきたいです」とお話ししてくださいました。
いつでもどんな人にもおいしいコーヒーを楽しんでもらいたい
「自家焙煎なので、ホットコーヒーはもちろんカフェラテやカプチーノなど、カフェでなければ飲めないものを提供しています。また、地元のパン屋さんが作るクロワッサン、自家製のバナナブレッド、グラノーラやヨーグルトなども楽しんでほしいです」
コーヒーや軽食を楽しみながらカフェでゆったり過ごすことはもちろん、忙しい人にもおいしいコーヒーを味わってもらえるようテイクアウトもできるようになっています。
思い思いに足を運び、利用できるのが嬉しいです。
コーヒーを通じて新しい発見を体験できる場へ
「直近では、年末から年始あたりで焙煎担当者がエチオピアに行く予定があります。その経験をお客様にシェアする時間が作れたら楽しいだろうなと思っています。
少し長い目では、日本全国でカフェや飲食店を営んでいる友人をホテルに呼んでイベントをしたり、コーヒーを入れる大会で日本一になった岩手県出身の人とコラボしたり。楽しいことを企画していきたいです」
さらに、「宿泊者が夜でも部屋でもコーヒーを楽しめたり、コーヒーに関するカクテルを提供したり。カフェとしての使い方を広げていければと思います」と寺澤さん。
美味しいコーヒーを片手にホッと一息つく場であり、集中して仕事や勉強に取り組む場であり、お客様が目的に合わせて使い方を決められます。そんなDARESTOREは、ステキな人たちが時間を共有する空間となっているようです。