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保護中: わたしの旅が、共存のまち・仙台と重なるとき。

保護中: わたしの旅が、共存のまち・仙台と重なるとき。

歴史情緒、程よい自然、四季の彩り、雅でエモーショナルなカルチャー…。
洗練された都会の中に、いくつものワクワクがあるまち・仙台。

今もむかしも、自然も都会も、海も山も、人も文化も、
すべてがそっと手を取り合うように共存し、調和し合うかのように、
オリジナリティにあふれた物語を紡いでいる。

わたしの好きな場所がいい。
わたしらしい、旅がいい。

探しに行こうよ!

ふわりと吹く爽やかな風を思わせる、心地よい共存のハーモニーに身をまかせて。

見つけに行こうよ!

OF HOTELという扉をひらき、これまで予想もしなかった物語の中を歩きながら。

新しさの中に、どこか懐かしさを感じながら

地元の学生やサラリーマン、県外から訪れた旅行者や出張者など、
仙台駅は多くの人が行き交っている。

駅前通を歩き、花京院交差点を国道45号線に入ると、
「東北との新しい出会いの場」をコンセプトに掲げるホテル、OF HOTELが見えてきた!

ここは以前、築47年のビジネスホテルが建っていた場所。
出張で訪れたビジネスマンや観光客に愛されてきた町の小さなホテルをリノベーションし、オープンしたそう。

見た目はスマートでデザイン性の高い建物。
でもリノベーションで再生したホテルというだけあって、
どこか50年前のビジネスホテルの面影が残り、懐かしさを感じられる不思議な空間でもある。

フロントでチェックイン。

周辺のおすすめスポットを尋ねてみる。

すると、
わたしと同じくらいの年齢らしきスタッフが笑顔で気持ちよく、そしてフレンドリーに説明してくれた。

会話も弾んで楽しいひととき。
こんなに友達感覚で気軽にスタッフと話せるホテルがあるなんて!

今の時代は自動チェックインやオンライン決済が主流。
でもやっぱり、
人と人とのリアルなコミュニケーションも大事だと思う。明るい気持ちになれるから。

地元出版社が経営する、“まちの古本屋さん”で童心に返る

荷物を置きホテルを出たら、
JR仙台駅東口から程近い古書店へ、ぶらり立ち寄り。

ここは仙台の出版社・荒蝦夷が経営するまちの古本屋さん。

東北六県に縁ある作家の本、幻想怪奇ミステリ、震災など自然災害に関連する本、民俗学、写真集などが揃っている。

外観は一般的な戸建て住宅の佇まい。
玄関を入ると、所狭しと積まれた本の山に、とにかく驚き!

あちこちに積まれた本を手に取って読んでいるうちに、時が経つのを忘れるほど夢中になっているわたしがいた。

その姿はまるで、
布団にもぐりちょっぴり難しい文学小説を読みながら背伸びしていた、子どもの頃の自分のよう。

粋で雅な建築美と爽快なロケーション

古本屋さんで2、3冊の本を買い、
次に向かったのは仙台東照宮(せんだいとうしょうぐう)。

仙台藩二代藩主・伊達忠宗公が1654年に創建した神社。

案内してくれた管理者さんのお話によると、本殿を含む4棟が国の重要文化財に指定されているそう。
いろんな技巧を凝らした建築美には思わずうっとり。

ロケーションも抜群で、
小高い丘の上の随身門から仙台市街地を見晴らしたときの気分は爽快そのもの!

美しさと清々しさの両方に感性を刺激されるのは、とにかく心地良かった。

探検ごっこの気分で昭和レトロな横丁巡り

日が暮れてからのナイトタイムは、
サンモール一番町のアーケード街から少し脇道へ入ったところにある、
昭和レトロな壱弐参(いろは)横丁と文化横丁へ。

飲食、物販、娯楽で賑わう、この横丁。
古くから営まれサラリーマンや常連客の憩いの場として愛されてきた居酒屋や、
若い店主が新しくオープンさせたバー、雑貨屋などが立ち並ぶ。

お酒に酔ってちょっぴり頬を赤らめながら、ほろ酔い気分で横丁内を練り歩く。

まるで子どもの探検ごっこ。もう立派な大人なのにね。

食と酒で味わう東北

夜も更けてOF HOTELに戻ったら、
部屋へ行く前に地下1階の水と酒 三花(ミケ)へ。

生産者、お客様、店を花に例え、三方良し。
それぞれが一つの場で一緒に楽しめる、和食を中心としたレストランバーに期待感大。

創作料理に使われる食材や選りすぐりの日本酒、天然水、ナチュールワインなどに至るまで、
東北産のメニューがとっても豊富。

食と酒で味わう東北。そんな楽しみ方もいいよね。

就寝前の読書。
宮城「白石和紙」のスタンドライトの柔らかな明かりを頼りに。

今日買った古本を読みながら、そこで描かれる非日常の世界へ束の間のお出かけ。

旅先の夜の静寂とともに。
私が私にかえる、何よりも大切な時間。

目覚めるとカーテンの隙間から溢れる日差しが目に入ってきた。
でも、何だか柔らかくて優しい光だ。

杜の都・仙台の朝。

動き出す、このまちの日常。
新しく紡がれる物語。

朝食は2階のDARESTORE COFFEE ROASTERY(デアストア コーヒーロースタリー)で。

自家焙煎によるフレッシュなスペシャルティコーヒーを片手に、
フレッシュな気分で朝食タイムを過ごす。

仙台旅、2日目。

また新たな物語に出会えると思うと、楽しみと期待とでついつい笑みがこぼれてしまう。

マチナカに突如現れる、商売繁盛と家内安全の寺院

OF HOTELチェックアウト後、
仙台市の商業の中心地クリスロードを歩いていると突如現れる、
三瀧山不動院(みたきさんふどういん)。

願えばかなう祈願の寺・お不動さんとして、商売繁盛と家内安全をご祈願する寺院だそう。

参道には古くから仙台市民に愛されてきた、
福の神・仙台四郎の像や写真が飾られており、グッズも販売されていた。

ご本尊に向かい手を合わせていると、次々に新しい参拝客がやってくる。
このまちの人たちは、商いをとても大切にしているんだろうな。

マチナカの寺院・三瀧山不動院。

庶民の商いと生活に寄り添いながら、福をもたらすため明日も明後日も、参拝客を待つ。

仙台の街並みがよく似合うカフェ

お昼前の穏やかなひととき。

仙台駅から15分ほど歩くと、学都仙台の情緒あふれる青葉区・片平エリアへ。

9時30分からオープンしているカフェ・HEYで一休み。

シックで落ち着いた店内は、
木目調のインテリアと大きな窓から優しく差し込む自然光がよくマッチしていて、
程よく大人っぽい雰囲気を醸し出している。

また、SNS映えさせるのに最適な、
見ているだけで楽しいビジュアルのドーナツや深い味わいのコーヒー、フレッシュなドリンクなど、
メニュー一つ一つのクオリティがとても高い。

ここで過ごす時間は、不思議と杜の都・仙台の街並みがよく似合う。

窓越しの爽やかな緑の風景を、今度は大切な人と一緒に眺めてみたいな。

お土産は、東北の伝統工芸やクリエイターの作品を

旅の締めくくり。
仙台・東北らしさが感じられる、お土産探しへ。

ショップは定禅寺通り沿い・複合施設「せんだいメディアテーク」1階にある
ミュージアムショップKANEIRI Museum Shop 6(カネイリミュージアムショップ6)をチョイス。

ここは昭和22年(1947)、青森県八戸市の八戸商店街で、
文具書店として創業したカネイリさんの店舗の一つ。

店内に足を踏み入れると、
東北の伝統工芸職人やクリエイターの作品のほか、
アートやデザイン系の書籍、雑貨などが揃っていて、テンションは最高潮に!

東北の伝統と革新。
その両方をまざまざと感じながらのお土産選び。

家族や友人、大切な人、そして自分へ。
あれがいい、これもいいと迷う中に、楽しさとワクワクが何度となく交差する。

仙台のまちには、至る所で共存の物語が流れている。

旅のスピードを少し緩めて、もう一度、このまちを歩いてみよう。

ついでに中心部から足を伸ばし、郊外や周辺エリアも巡ってみよう。

そこでもきっと、
心地よさと共存性にあふれた、新たな物語に出会えるはずだから。

ストーリー一覧